Yahoo知恵袋や、教えてgooなどを見ていると
電験三種って難しいのですが?と漠然とした
質問を投げかけている人がいます。
一言で難しい、とも言えますし、
そうでもないよ、とも言えます。
今日はいろいろな方面から、
電験三種は難しいのか?の疑問にお答えします。
レベルと合格率
試験センターが公表している試験のレベルでは
「工業高校電気科卒業」レベルであり、
合格率は 8.7% 前後です。
これだけ見ると「非常に難関」な試験であると思われます。
合格率が低い理由
試験センターによると、平成28年度は 66,896名が申し込みをし、46,
受験率は7割なんですね。
そして、時間が勝負の「理論」科目でさえ、途中で寝ている人がチラホラ。
この方たちは、できたから寝ている、のではないはず。
大多数があきらめている試験なのか。
受験の申し込み時期が5月ごろということを考えると、9月の試験のときにはあきらめてしまっているのかもしれません。
難しいのかを数学的に考えた
必要な数学は、中学レベルに毛が生えた程度、です。
では、生えた「毛」は何かというと、
三角比とベクトルと複素数の計算です。
これらは中学で習う基礎ができていれば、
1,2週間もあればクリアできる程度の内容ですから、
数学的には大したことはありません。
暗記が多いか考えた
基本的に「理科」「物理」の受験対策と
同じような性質がありますので、
「暗記」よりもその他の要素が試される試験です。
文章問題も出題されていますが、
暗記で解けるというよりは、理屈がわかっていれば解けるものです。
4科目のうちの法規ですら、法律の暗記と計算が半々ぐらいです。
じゃあ、何が大変なのか
1番大変なのは、受験に4科目も必要であるということ。
よっぽど大学で電気を専攻していない限り、
初めて学習するような内容が大量に出てきます。
それを4科目(1科目90分の試験)分学習するのだから
範囲が多いんですよね。
そう、1番大変なのは「範囲が広い」こと
科目合格制度がある
「範囲が広い」ことに対しては救済措置があります。
「科目合格」制度です。
これを使えば3年で4科目揃えばいいということになります。
よって1年ですべて受かるんだ!という気持ちではなく
気長に2~3年でとろう、という方向になれば
そんなに難しい話ではありません。
科目合格の合格率は25%前後ありますから、
一気に簡単に見えてきますね。
まとめ
1.合格率は低いが、受けてない人も多い
2.難しいではなく、範囲が広すぎる、のがつらい所
3.数年かければそんなに難しい試験ではない
コメントを残す